2025年1月1日「森音楽教室」のホームページをリニューアルしました。

和声の本

和声の本は講師が作曲家ということもあり、沢山所有しています。

その中から、特によく使われ、森音楽教室でも実際のレッスンに使用している2シリーズをご紹介しましょう!


和声 理論と実習 Ⅰ

和声 理論と実習 Ⅱ

和声 理論と実習 Ⅲ

高校生の頃から使用していますので、年季が入っています。

作曲専攻のバイブルとも言うべき和声の本。この3巻が完了していないと東京芸大作曲専攻の入試は受けられません。

表紙にずらりと東京芸大の作曲の先生たちのお名前が載っています。なので、別名「芸大和声」と呼ばれています。
因みにですが、松本民之助先生は恩師の師でしたので、私は孫弟子にあたります。

昭和39年初版。と言うことは、60年近く前の書籍です。


総合和声 実技・分析・原理

レッスンで毎日のように使っていますので、更に年季が入っているように見えます。

1998年初版。20年以上前ですが、「平成の芸大和声」とも言うべき、内容が現代に則しています。

先生たちの名前が一新されましたね。
因みに、全ての執筆責任の島岡譲先生は2021年95歳で亡くなられました。長きに渡り和声の指導を牽引してこられた方です。
「新・芸大和声」と言う感じで、やはり新しい本の方が内容も現在に合っています。
そして、生徒さんから良く聞かれるのが「どちらを選べばいいですか?」

東京芸大を受ける生徒さんには上の3巻セットの和声をお勧めしますが、趣味の生徒さんや大人の作曲コースの生徒さんにはこちらをお勧めしています。
例えば、↑の和声 理論と実習より使用できる音域が広がっていたり、定形がありますので、あまり考えずに型にはめれば美しく自然な自然な和声が作れる傾向にあります。
また、分析編があり、こちらで楽曲分析の仕方がわかる仕組みです。
何せ「早く美しい和声が書ける!」からです。

 

それから、和声の課題の答えとも言うべき実施編が両方のシリーズにはあります。

 

和声 理論と実習-別巻-課題の実施

総合和声 実技・分析・原理 《別巻》 課題の実施

もちろん生徒さんには「購入しないでくださいね」と伝えています。
購入すれば、考えずに実施をすることになりますからね!(そんな時は分かりますけどね。)

大阪府立大手前高等学校卒業後、大阪芸術大学芸術学部音楽学科作曲専攻卒業。大阪音楽大学大学院音楽研究科作曲専攻修了。 中・高等学校教諭専修免許(音楽科)、図書館司書・司書教諭免許取得。 日本作曲家協議会会員、日本作編曲家協会会員。 七ツ矢博資、故・嵐野英彦、松永通温、植野正敏の各氏に師事。 ヤマハ音楽振興会DTM講師を経て、教育ソフトメーカーにて1名で音楽全てを担当。 後、2004年、インストゥルメントアルバム「Remember You」でメジャーデビュー。 現在、舞台を中心にテレビ、ラジオ、の音楽を作編曲する。 クラシックのみならず、ポップス、劇中歌などを手掛け、これまでに作編曲した作品数は500を超える。 近年では特に室内楽団『バラダン』(故・服部克久氏命名)の編曲を担当。「冬のソナタ」の主題歌のRyu氏、「千の風になって」の秋川雅史氏と共演する。 音楽事務所(音楽教室・音楽製作・イベント企画)「Well Woods」主宰。

関連記事

PAGE TOP