2025年1月1日「森音楽教室」のホームページをリニューアルしました。

テキスト選び(こどものピアノコース編)

最近の事ですが、わざわざ遠方からいらしていただいていた「こどものピアノコース」の生徒さんが近くの先生に変わることになりました。
次の先生が決まっているらしく、お母様から「森音楽教室で使っているテキストを知らないため、バイエルをやることになると言われました😢」
とのこと。(既にその生徒さんはバイエルのレベルは終わっています。)明らかに教材研究をしていないことが窺えます。

バイエル(1806-1863)は江戸時代の作曲家です。
江戸時代の作曲家の教本はブルグミュラー(1806-1874バイエルと同い年!)やハノン(1819-1900)、ツェルニー(1791-1857)などがいます。

江戸時代の作曲家を使うことを非難しているわけではありません。
ブルグミュラー「25の練習曲集」はきちんと練習すれば表現力がしっかり付くとても良い曲集ですし、ハノンもスケールやアルペジオは曲の随所に現れますから、使用した方がいいかと思います。
問題は俗に言うバイエルが、もう現代っ子さんに合わなくなってきている、と言うことです。

バイエルの特徴として・・・

1.導入部分はト音記号読みばかりを行なう。
2.曲はタイトルが無く、番号になっており想像力がつきにくい。(タイトルがあるものを標題音楽といいます)
3.ホモフォニー(メロディーと伴奏)が多く、多様な考えや演奏ができにくい。

唯一よく知られている、と言うことがバイエルの長所でしょうか。

 

こどものピアノ教本として優秀なものは、音楽の基礎知識が幅広く学べて、お子さんでも飽きずに練習できるもの、と考えています。
そうしたことから、森音楽教室では教材研究を念入りに行い、数種類の中から生徒さんに選んでもらえる様にしています。

テキストは生徒さんに選んでもらっています。通常演奏だけでなく、書くことも主にしたテキストを併用します。この他にもギロック、バーナムなどを使用します。

 

 

大阪府立大手前高等学校卒業後、大阪芸術大学芸術学部音楽学科作曲専攻卒業。大阪音楽大学大学院音楽研究科作曲専攻修了。 中・高等学校教諭専修免許(音楽科)、図書館司書・司書教諭免許取得。 日本作曲家協議会会員、日本作編曲家協会会員。 七ツ矢博資、故・嵐野英彦、松永通温、植野正敏の各氏に師事。 ヤマハ音楽振興会DTM講師を経て、教育ソフトメーカーにて1名で音楽全てを担当。 後、2004年、インストゥルメントアルバム「Remember You」でメジャーデビュー。 現在、舞台を中心にテレビ、ラジオ、の音楽を作編曲する。 クラシックのみならず、ポップス、劇中歌などを手掛け、これまでに作編曲した作品数は500を超える。 近年では特に室内楽団『バラダン』(故・服部克久氏命名)の編曲を担当。「冬のソナタ」の主題歌のRyu氏、「千の風になって」の秋川雅史氏と共演する。 音楽事務所(音楽教室・音楽製作・イベント企画)「Well Woods」主宰。

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